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映画の中のインテリア

観てきました。「THE 有頂天ホテル」三谷幸喜氏が脚本と監督の作品です。何がすごいと言うと、主役級の俳優を次々に出演させて、役者のパラダイスのようです。
何かの記事で読みましたが三谷氏は「火事のないタワーリングインフェルノ」を目指したとの事。「タワーリングインフェルノ」という映画を口にする事で同世代を感じてしまいました。今の若い世代はこの映画の存在すら知らないのではないでしょうか?
出来映えは三谷ワールドが展開されていて、おもしろい作品に仕上がっていました。中でも唐沢氏が演じた役は本人が希望したのか、監督が希望したのか聞いてみたい気がします。
映画の中のインテリアについてですが、ホテルという非日常的空間を物の見事に再現していて、客室においては、クラシックあり、モダンありで多数であります。ただ残念なのは、メインであるホテルのロビーの仕上がりが少々演劇の舞台セット風であり、もう少しリアリティが欲しかった点です。美術の方には悪いのですが、階段の手摺りは弱弱しく感じました。もしかしたら、キャストのギャラにお金を使い過ぎて、セットの予算が足りなくなってしまったのかもしれませんね。
それぐらい豪華キャストのこの映画。ずばり、主役といいますと、「THE 有頂天ホテル」その物ではないでしょうか?
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